フラッシュバック


元号が新しくなり騒ぎも すっかり落ち着いてきたようです。そんなもんです。


ブログというよりコラム?
と自分で突っ込みながらの執筆です。

 

 

区切りがつくと、思い返したがるもので平成という時代

 

昭和と平成しか知らない俺にとって、平成とは何とも言えない寂しい時代だったと思うのです。


なんとなく必ずどこかが ずっと曇ってた気がします。
懐古主義と言われたらそれまでですが、俺はなんとなくコントラストが濃かったイメージのある昭和が好きです。

もちろん自分も幼かったということもあってか、煌びやかに思えて仕方ないのです。

 


進化は素晴らしいです。

コンビニが突如あらわれて、近所の ばあさん が

駄菓子屋を閉めた日の事。


食い入るように見てたテレビにリモコンが設定された時のこと。

 


必要な分だけの限られた情報の中で生きていた時代を
はっきりと鮮明に覚えてます。


斬新さを好む若者は与えられるものではなく、取りに行かなかったら得られないリアリティ。


あの頃のあたりまえとして
人間社会というコミュニティから外れたら

孤立の一途という「付き合い文化」はどこ吹く風。

 


一人では絶対に生きてはいけないとされていたちょっと前までの時代から、
気づけば一人で生きてゆくための快適なツールが簡単に手に入る環境へと変化する日々。


失ってしまった大きなものと、それを加速させる孤独感が混在するヘンテコな時間にはやはり慣れることができません。

 

 

そこで、何をもって幸せとするかを定義することに行き着きます。

時代のテーマは変化するし、大人になった今でも悩み事は尽きませんが、
昭和の時代と今とでは「心配のタイプ」がまったく別物になったと思います。


それに伴い「幸せの形」も変化してきました。
変わるもの。変わらないもの。変われないもの。


その中で人を想う温かさだけはいつの時代も一貫して「幸せの形」の最たるものであるべきだと思います。

いつの時代も子供に触れる瞬間だけは幸福感に満ちているであるように、

どんなに歴史が走っても
《人》でもありますが、《人間》なんです。

 

 

 

平成を終えて心機一転で臨むならば、偉い人たちにも何とか 一転 頑張ってもらいたいものですね。

このままでいいなんて思ってる庶民は少ないはずなのに、
声は上がらず、出しても届かずが、この先も続くのでしょうか?

 

曲にはフラッシュバック効果があるって信じながら、新曲を持って、たくさんの仲間にライブハウスで会えることを楽しみにしてます。

と、
今まさに俺が昭和を美化しているように、いつか平成もいい時代だったと振り返ることができたらいいなと思います。

曲を聴いて平成を思い出すようなその日までどうか達者で。

 


さてBE-FLEETはというと、
リアレンジの隙間で新曲の製作をしてました。

難産バンドのBE-FLEETが完成させたのは、まだリリース日 未定ではありますが、
今回の作品「カウンター / パスポート 」と名付けた両A面のシングルです。


過去現代社会を生きる
《葛藤》を《後悔》を 《挑戦》を
ロックグルーヴで表現し、過去よりサウンドの根底として挑んできたバンドのチャンネルがようやく濃縮されたと思えるパスポート。

そして出来上がった瞬間に手応えを感じたカウンター。
バンドキャリアの中でありそうで無かったアプローチが実って、とびっきりの贅沢な作品に仕上がりました。

 

早くライブで演ってみたいなと思いながら、
あとはこいつを連れて《仲間》に会うために

長い長い旅に出ることが決まるのです。